7/4(土)

こんばんは。夕焼けがきれいでした・・・週末如何お過ごしですか?
お元気ですか?私は変わりなく元気です。

皆さんは涼のとれる<夏用のマスク>を買いましたか?
私は銀座のお隣<新富町>の老舗 足袋店に出かけ<夏用>を試しに一枚買ってみました。お値段 800円也。
涼しげな絵柄を選びました。が・・・<ガーゼ>なので涼しくないの。
お客様のなかには<お手製マスク>をされている方も・・・私は<お針仕事>(ボタン付け・すそ上げなど)は苦ではなく、割と好きな方。
でも、<ミシン>を持っていない。持っていても<かけ>られない。母が「手でも縫ったら危ない」と触らせなかったから。
家庭科の宿題は母任せ。授業は足で踏まずに手動・・・先生は叱らない。手動で時間はかかっても出来れば良いのだ。

<お手製マスク>は私には無理だと思ってた。そんななかテレビで<落語家の林家泰平さん>がミシンでマスクを作る様を見た。
彼はお父様が<テーラー>を経営されていたので、子供の頃からミシンが身近にあり、スイスイとミシンをかける。
大人用・子供用400枚を作り、寄付したとも言っていた。<生地>は<手ぬぐい>。

落語家は新年に始まり、何かの折には名入れの<手ぬぐい>を持ち、挨拶に回る。売るほどある<手ぬぐい>を役立たせた。
彼 曰はく「手ぬぐいは、目の詰まった折物なので、マスクに適していると思う」。私の脳が言った。
「化繊じゃない。綿だ・・・手ぬぐいは made in Japanだ」と。テレビをそっちのけ・・・私は早かった。
<手ぬぐい>のストック引き出しを開けた。あるはあるは・・・かかっている<お熨斗>を引きちぎり?!柄を見る。
<銀座> 銀座 銀座 が染め抜かれたものばかりだ。そりゃそうだ・・・引きちぎった<お熨斗>は<お祭り><盆踊り><お年賀>。
銀座一丁目町会からのものだからだ。ここからの私は凄まじく早かった。

「ミシンがなくても、私はできる。絶対にやってやる!」とアイロンを温め、ソーイングBOXを広げた。
目測で躊躇なく<手ぬぐい>に<裁ちばさみ>を入れた。全て手縫いで・・・40分。第一号が完成した。
足りない・・・マスク用の<ゴム>がない。こういう時の私は凄い。眠らない街にある大手<手芸用品店>まで10分あれば行ける。行った。
30分で帰り、<ゴム>を通した。我ながら、どこにこの集中力があるのか不思議だ。で、もって絵柄違いで3枚を仕上げた。
達成感!「でぇ~きぃ ちゃったぁ~」「パーフェクト!」と自画自賛!速攻でLINEで写真を送る。褒めて貰いたいじゃない?

褒められた。<粋>だと言われた。皆、心得ている・・・私の欲しい言葉をくれた。
私のコンセプトは<可愛い><綺麗>ではなかった<粋>だった。皆が一緒の<あのマスク>が嫌だった。でも仕方がないから・・・してた。
もう<個性>を出して良いと思った。<銀座の名入れ>のマスクはない。私だけのものだ。

亡き母に心から感謝している。「ヤコちゃん 手ぬぐいは用途がなさそうにみえるけれど、あると便利なものよ」と嫁に行く時に持たせてくれた。
私には<用途>が見いだせなかった。貯まっていくだけだった。陽の目を見させてあげられた。母の教えはやっぱり正しい。

<日本製>で<綿>・・・お肌の<ザラツキ>とは<おさらば>できる。<ゴム>は<何処製>かわからない。
<ゴム>がお肌に触れないよう<マスクの場面>は大きい。小顔効果だと思えばいい。制作費・・・<ゴム>代 198円也。凄くない?

おかげ様で<蒸れ>ません。暑くもありません。頑張った・・・私。また 作る。

ごきげんよう。

This entry was posted on 2020年7月4日. Bookmark the permalink.